芦屋ロータリークラブ
『東日本大震災 修学旅行支援奉仕事業』
2014年5月
 

   当クラブでは、5月27日から5月30日の4日間に渡り、修学旅行支援として、宮城県石巻市立大川小学校の5・6年生の児童10名と引率の先生5名を招待しました。

   クラブの所在する芦屋市は1995年の阪神淡路大震災により甚大な被害を受けた経験があることから、東日本大震災直後より石巻市に職員を派遣するなど、積極的な復旧復興支援を行っており、当クラブも震災のあった2011年の7月には同市立山下小学校の児童を招待し、芦屋市立精道小学校の児童と交流会を催しました。
 このたび、当時の引率責任者でいらした教頭先生が、現在、大川小学校の校長に着任されていることから、そのご縁で大川小学校の児童をお招きすることとなったものです。(右写真は2011年7月の模様)

   出発日は、石巻市教育委員会との折衝の際にご尽力賜りました第2520地区第5分区(石巻エリア)4クラブのメンバー有志の方々が、早朝にも拘らずお見送りに駆けつけて下さり、児童と引率の先生一行は空路にて来芦。芦屋市長や芦屋市教育長並びに当クラブメンバーとの歓迎セレモニーの後、先ずは精道小学校児童との交流会を行い、続いて市内観光へ。そして夕食はお好み焼きパーティーを催し、関西の食文化を体験しました。尚、三泊四日の宿舎は東北楽天イーグルスの甲子園遠征時の宿舎でありますホテル竹園芦屋にお泊まり戴きました。

   第2日目はキッザニア甲子園にて職業体験を行い、夜はクラブ主催の歓迎レセプションを行いました。合唱や古楽器によるミニコンサート、更には大川小学校児童による大川ソーランの披露と、宴は終始和やかに進められ、終盤にはクラブメンバーで株式会社エーデルワイスの比屋根毅会長よりのサプライズで、歓迎のメッセージが添えられた120人分ものデコレーションケーキが登場し、パティシエの皆さんの手によって切り分けられると、こどもも大人も大喜び。本当に楽しいひとときを過ごしました。

   第3日目はユニバーサルスタジオジャパンです。児童たちは周遊ルートも事前にチェック済みで、準備も万端、こどもらしさに満ち溢れた賑やかな一日を過ごしました。夜は当クラブ会長とともに夕食会を楽しみました。

   いよいよ最終日を迎えた第4日目は、クラブメンバーや芦屋市教職員の方々に見送られ宿舎のホテルを出発、古都奈良へと向かいました。
 奈良では、先ず春日大社に伺い、神職である実行委員長の案内のもと参拝しました。続いて、東大寺を参拝し、第2650地区ガバナーエレクトの北河原公敬長老さまよりご講話を戴きました。更に薬師寺でも丁寧なご説明を戴き、悠久の歴史に触れることが出来ました。

   その後バスは関西国際空港へと向かい、最後は児童や先生方、そしてクラブメンバーでのお別れの会を致しました。別れ際に男子児童のひとりが涙を流しつつ別れの挨拶をつまらせる一幕に、周りの大人も万感胸に迫る思いでしたが、いつかまた再会することを約束し、お見送りしました。
 様々な苦しみや悲しみを乗り越え、力強く歩みを進める彼らに、ホスト側の私たちが勇気づけられたような、それでいてとても清々しい修学旅行支援奉仕事業でした。

(東北支援奉仕プロジェクト委員長 山西康司)

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