芦屋市のみなさんへ |
阿部 幸平 |
ぼくは宮城県石巻市立山下小学校の六年生です。今回、芦屋市へご招待していただきありがとうございます。
三月十一日、あの大地震、津波のおきた時、ぼくは友達の家でカードゲームをして遊んでいました。かき回されるようなゆれがおき、ぼくはすごくこわかったです。しばらくしてゆれがおさまり、お母さんがむかえにきてくれました。
お母さんとお姉ちゃんと小学校の体育館に三日間ひなんしました。お父さんは、一週間ももどってこられませんでした。体育館は、寒いし、食べ物もないし、水も出ない、電気もつかない、しかも余震で何回も何回もゆれるのですごくこわかったです。
学校には千人くらいの人がひなんしていました。ぼくは四日目に家にもどることができましたが、一か月くらい家にもどれない友達もいました。でもそのときに芦屋市の職員の方が学校に来てくれて、ひなんしている方のお世話をしてくれました。
四月七日の夜にまた大きな地震があり、ぼくは家族みんなで学校にひなんしました。その時も芦屋の職員の方がぼくたちを学校に入れてくれたり毛布を出してくれたりして助けてくれました。芦屋の市長さんも学校に来てくださりお仕事をしてくれたそうです。
今、全国の方や、そして芦屋のみなさんに支えられています。また大きな災害が起こってしまったら、今度はぼくたちがこまっている人を助けたいです。今回はご招待していただき、感謝しております。ぼくたちに元気をくれてありがとうございました。
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